2014年9月3日水曜日

秋の運動会や行楽シーズン、食中毒にも気をつけましょう

9月になり、虫の声も聞こえるようになったこの季節ですが、まだまだ日中は暑くなることがあります。

行楽のシーズン到来で、お弁当を持って出かける機会も増えることと思いますが、9月は年間を通した中でも食中毒の多い月でもあり、注意が必要です。

お弁当にブドウ球菌が混入すると、室温で数時間すると食中毒になる恐れがあります。

ブドウ球菌は皮膚の常在菌なので、予防には手洗いを良くして調理することや、冷所保存することが大切なポイントです。

肉類、鶏、ポテトサラダ、チーズ、ソーセージなどが原因となりやすく、食後30分から8時間通常2~4時間で発症します。症状は嘔吐、下痢が主体です。

本格的に涼しくなったあとはいったん食中毒は減りますが、冬に食中毒の第二のピークを迎え、そのほとんどはノロウィルスが原因となります。

暴露後1~2日で発症し、微熱、下痢、吐き気など風邪に似た症状が出、数日で治癒します。牡蠣などを生食、手指で食品を汚染したり、吐物が乾燥してウィルスが空中に拡散するルートが考えられています。

涼しくなったから食中毒は大丈夫ということは決してありません。まずは常に手指の消毒を心がけるようにしたいですね。