2014年9月17日水曜日

今年もインフルエンザの予防接種をお忘れなく

まだまだ日中に暑い日がありますが、今年もあと残すところ4か月を切りました。今年の3分の2が過ぎてしまった計算です。

これから寒くなると、また風邪の季節、インフルエンザの流行の季節になってきます。

インフルエンザに関して気になる最新情報として、アメリカの有名な医学雑誌掲載の論文によると、小児のインフルエンザ罹患患者が重症化して肺炎になりやすい、という報告があったことです。

立川のもりかわよしゆき小児科でも、10月中旬からインフルエンザの予防接種を開始する予定です。9月下旬から順次接種の予約を受け付けます。

ぜひインフルエンザの予防接種を積極的にお受けいただきたいと思います。

2014年9月3日水曜日

秋の運動会や行楽シーズン、食中毒にも気をつけましょう

9月になり、虫の声も聞こえるようになったこの季節ですが、まだまだ日中は暑くなることがあります。

行楽のシーズン到来で、お弁当を持って出かける機会も増えることと思いますが、9月は年間を通した中でも食中毒の多い月でもあり、注意が必要です。

お弁当にブドウ球菌が混入すると、室温で数時間すると食中毒になる恐れがあります。

ブドウ球菌は皮膚の常在菌なので、予防には手洗いを良くして調理することや、冷所保存することが大切なポイントです。

肉類、鶏、ポテトサラダ、チーズ、ソーセージなどが原因となりやすく、食後30分から8時間通常2~4時間で発症します。症状は嘔吐、下痢が主体です。

本格的に涼しくなったあとはいったん食中毒は減りますが、冬に食中毒の第二のピークを迎え、そのほとんどはノロウィルスが原因となります。

暴露後1~2日で発症し、微熱、下痢、吐き気など風邪に似た症状が出、数日で治癒します。牡蠣などを生食、手指で食品を汚染したり、吐物が乾燥してウィルスが空中に拡散するルートが考えられています。

涼しくなったから食中毒は大丈夫ということは決してありません。まずは常に手指の消毒を心がけるようにしたいですね。